G1江戸川大賞5日目は終盤3つの準優勝戦がメインカードですが、まず第2Rで今節が初A1初G1だった3号艇山田雄太が差してG1水神祭なる場面が。

 次に「南寄りの風が吹きます競走水面です。東京湾からの風ですので潮の香りが懐かしく感じられます。(動画」という千葉マリンをこよなく愛す君津市出身平山信一アナのお言葉で始まった一般戦第3R
 スタート踏み込みすぎた4号艇村田修次のカド捲りを小回りでこらえきった1号艇花田和明が1着になったレースは、+05のムラッシュと+02の5号艇小畑実成と+06の岡田憲行と、外枠3艇がフライング。返還総額は3396万8500円でした。

 2号艇・阿波のA1レーサー佐々木和伸(78期本栖チャンプ)が差して1着になった第4Rを経て第5R
 かなりはみ出した1号艇別府正幸が逃げて先頭、つけ回った3号艇濱野谷憲吾が2番手、差しハンドルの2号艇松下一也が3番手という展開でしたが、別府が+14、松下が+07、そして濱野谷も+04と内枠3艇がフライングで外マイから4番手の5号艇齊藤仁が繰り上がりで1着。返還総額は5172万4800円でした。
 これにより9月下旬までの斡旋が既に入ってる濱野谷は10月の尼崎SG全日本選手権がF休みになり、既にFを持っている松下はF2に。新鋭チャンプ松下は5月以降の勝率が6.15しかなく、事故率が0.69もあり9月までびっしり斡旋が入ってる事も考えたら来期のA1維持と今年中に通算3回目の優勝を達成する事が非常に苦しくなってきました。

 そして1M3艇の差し合戦から2Mを先取り、その後も相次いだ激しい攻防をしのいだ末に6号艇松元弥佑紀が1着になり、2連単6-3が最低人気の24400円で3連単6-3-2が106番人気の73580円というびっくり配当の第7Rと本日最初の1-2決着だった第9Rを経ていよいよ準優勝戦。ちなみに今日は本場に行ってないので写真は4日目までのを再使用です。

 1つ目の準優勝戦第10Rは08トップスタートの4号艇飯山泰が捲って行くも流れ、差した2号艇作間章(木更津市)が先頭。
 1号艇・寝台急行銀河系王子湯川浩司(大阪85期4044)は2番手でしたが、2Mでさくまあきらを差して追いつき、2周1M内から先行して逆転1着。内房アタッカーさくまあきらは2着優出でした。
3日目10Rを勝った時の湯川

 2つ目の準優勝戦11Rは初日12Rゴールデンレーサー賞をイン逃げで制した1号艇山崎智也がここもイン逃げを成功させ1着
 差し順走で2番手の2号艇山田竜一(今節選手代表)に対して6号艇毒島誠が2周1M小回りで差を詰め、2周2Mを先行しますが、ここは山田竜一が行かせて捌き、ここも地元の2号艇が2着優出。尚、2周2Mで5号艇中島孝平が責任外エンストを喫しました。
初日GR賞を制した時の山崎智也

 最後の準優勝戦12Rは5月以降の勝率8.55と絶好調の2号艇角谷健吾が20トップスタートで早差し狙いますが、先月の富士通カップを優勝して再開後の江戸川を誰よりも知る男・1号艇山本隆幸(兵庫85期4030)が江戸川再開後初参戦の角谷健吾を何とか振り切り1着。角谷健吾は2Mで5号艇金子貴志を行かせて捌き、ここも地元の2号艇が2着優出。
あふれるセンスで緑を克服した初日1走目の山本隆幸

 結果準優3つ全てが白黒つける1-2決着になり、2着は3人とも東京支部。内枠の遠征選手vs外枠の地元勢になった七夕銀河祭り優勝戦の枠番です。

1:山本隆幸 2:山崎智也 3:湯川浩司 4:作間章 5:山田竜一 6:角谷健吾

 天の川といえば銀河系。七夕決戦にふさわしく銀河系軍団の彦星が1枠と3枠に入りましたね。

多摩川G3女子リーグ戦第5戦モーターボートレディスダービー優勝戦

 5月の府中レディスダービーG1優駿牝馬は夏にG2札幌記念を使う事を表明したブエナビスタが勝ちましたが、七夕前日の府中レディスダービーは七夕に誕生日を迎える100期4450平高奈菜がデビュー初優出。初といえば、地元103期4519市村沙樹が3日目1Rで2号艇6コースから1M狭い艇間を突いての捲り差しから2Mでオオムラサキの様に華麗なる差し(動画)を決めて同期女子一番乗りとなるデビュー初勝利を飾り、水神祭の祝福を受けてます。

 そして陸の上では本日誕生日を迎えた女王横西奏恵(昨日まで浜名湖テレしずサマーカップ)がオフィシャルブログを始めたのが話題ですが、水の上では3月のSG総理大臣杯にも出場したポスト横西の最右翼・銀河系の織姫田口節子(岡山85期4050)が尼崎ダービー出場を目指してのハイスパートで、初日12Rなでしこ選抜戦1号艇2着以外全て1着の節一成績で優勝戦も1号艇。
 果たして枠なり3vs3の進入になった是政夢劇場本番は、銀河系のベガ田口節子が03トップスタートの速攻で押し切り、今年3回目・多摩川2回目・通算22回目の優勝を準完全優勝で達成。
 多摩川競艇無料バス発着駅の府中本町駅は川崎から南武線で一本ですが、2番手争いは2番差しの4号艇堀之内紀代子(岡山84期4011)が差し順走の平高奈菜を捕らえ、6号艇土屋千明の差しを振り切って2Mを先行し、ここで差し込んできた平高を振り切って岡山ワンツー完成。