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 鳴門の5日間開催スポーツ報知杯競走新鋭・女子・名人ボートレースバトルは日曜日の3日目が中止順延になって今日が最終日に。

 まず、団体戦の「新鋭・女子・名人」ボートレースチームバトルは金メダル獲得数が新鋭と女子が17で名人が12、メダル獲得総数が名人が50で新鋭が48で女子が40と、団体戦の数字だけなら新鋭が優勢。

 しかし1号艇が全員新鋭だった準優は大荒れ(一覧)で、優勝戦は女子3人が内枠を独占し、1000番台の大ベテランが2人優出を果たし、メダル数と裏腹に新鋭は優出1名で実質大惨敗。

1:池田明美 2:金田幸子 3:樋口由加里 4:峰竜太 5:万谷章 6:酒井忠義

 自らが持つ史上最年長優出記録を更新した13期1710万谷章67歳と、14期1759酒井忠義64歳が揃って優出した事は、前回1000番台が2人以上優出したのが2005年7月大村アサヒビール杯競走まで遡る程久々という事、現役の1000番台が5期1485加藤峻二69歳を入れて3人しかいない事もあって、非常に素晴らしい快挙です。
 また、男女混合戦で女子選手が3人以上優出したのは2009年11月のマリンテラスあしやカップ三つ巴戦以来ですが、内枠を独占したのは1996年以降では初めてとの事で、こちらも非常に素晴らしい快挙です。

 そんな歴史的番組になった優勝戦は通算V100王手の万谷名人が3コースに入り、鳴門初出場がデビュー初優出になった岡山102期4501樋口由加里(1988年1月19日生まれ)が大外に出た125/463の進入に。
 スタートは2008年6月三国みなづき第2戦完全V目前でFに散った池田明美が三国の無念を晴らすべく12トップスタートを決め混合戦初Vを目指しますが、直外17スタートの金田幸子が強つけまいを敢行して、チョンと艇を併せカナダをブロックした池田明美でしたが自らも流れてしまいます。
 池田明美が流れ、更に万谷名人がスタート35と凹んで人気を集めたカドの峰竜太には絶好の捲り差し展開になりましたが、ここで峰竜太の上を行く捲り差しで峰竜太を叩ききったのがなんと樋口由加里(動画)。
 強烈なひぐちカッターで人気の峰竜太を捲り、PPの池田明美を差しきった樋口由加里はそのまま先頭突き抜け、2008年5月(児島日本財団会長杯)のデビューから約2年8ヶ月、初優出初優勝の快挙を自らの誕生日に飾りました。
 身長144cmと小柄な樋口由加里ですが、初優出初優勝で自らのバースデーを祝う引きの強さに児島由加山の御利益にも通じる何かを持ってる大物の予感がします。
 ちなみに初優出初優勝を自らの誕生日に飾ったのは1996年以降だと昨年9月下関西京波者結成1周年記念の山口101期4475末永祐輝23歳に続く2人目だそうです。
 そんな樋口由加里の次節は追加斡旋で22日からの三国レディースカップです。

 尚、2着は峰竜太が2Mで池田明美の内に潜り込んで万谷名人を差しきって逆転で入線、3着には万谷名人が入線し、1M捲り流れたカナダはターンが掛からずそのまま消波装置に接触してエンスト失格を喫しました。
樋口由加里表彰式


宮島2010ライジングスター決定戦優勝戦

 枠なり3vs3の進入から1号艇西山貴浩が05トップスタートの速攻で押し切り、打倒篠崎兄弟に闘志を燃やすイケメン西山貴浩は2008年9月若松西日本スポーツ杯争奪戦以来となる通算2回目の優勝
 差し順走の2号艇新田雄史が2番手を航走し、捲り差しから新田の内に入ってきた5号艇西村拓也を2M行かせて捌き2着。

 ところで、13日付けの記事で書いた通り、今節は宮島次節G1企業杯共同通信社杯新鋭王座決定戦の前哨戦として96期以降の全国スター・地区スター・地元スター52人が出場した開催ですが、折からのインフルエンザ流行とも重なり私傷病帰郷が7人、負傷帰郷も5人出てしまい、特に3日目2Rでは2周1Mで2番手の5号艇青木玄太が振り込んだ所に6号艇谷野錬志が乗り上げて両者負傷帰郷になってしまい、重傷の谷野錬志は新鋭王座を含む今後の斡旋を全て欠場する事になってしまいました。

 そんな帰郷選手続出の不運もあり、宮島の2009年度売上が24位という事とG1併売という事と場外発売が少なかった事で控えめだった目標売上5億円を下回る4億5675万9700円の節間売上に終わってしまいました。
 ですが、優出6号艇の全国スター魚谷香織を筆頭に、全国スターで2009年最優秀新人選手の平山智加と2010年最優秀新人選手の平高奈菜も好成績で予選を通過。
 新鋭リーグに女子選手が出たらどうなるかのテストケース的意味合いも強かった今節、優勝経験があるA級女子なら新鋭戦でも上位の活躍が出来る事を実証し、意義がある開催だと感じました。
 今年は男子も新田雄史が新鋭リーグ正規斡旋0(リーグ出場は浜名湖追加斡旋のみ)で危うく新鋭王座アウトになるところでしたが、せめてSG出場者に関しては新鋭リーグ出場の要件を撤廃してくれればいいと思いますね。

 ちなみに今節は4人の途中追加がありましたが、その中の1人山田康二は4日目からの登場で節間5戦全勝。
 佐賀102期4500山田康二はまだ優勝経験がありませんが、新鋭王座本番でも注目の存在になってきました。