まず、昨日中止順延で本日から開催予定でした得点率制6日間開催江戸川アサヒビールカップ(優勝賞金150万円)は今日も強風高波浪の為2日連続で中止順延になり、最終日は21日になりました。
 尚、順延に伴う番組の変更はありません。

 ですが、昨日同様九州5場を始めとする残りの場は無事開催され、大村G2と唐津が本日最終日を迎えました。

大村G2男女ガチンコMB大賞優勝戦

G2男女ガチンコMB大賞ポスター 通常のモーターボート大賞ではなく、予選を男女別、準優以降を男女混合として開催した異色のグレードレース男女ガチンコMB大賞(特設サイト)は男女9人ずつが予選を突破し、男子4人と女子2人が優出。

 優勝戦は展示の156423から本番では6号艇赤坂俊輔(長崎90期やまとチャンプ4174)だけが動いて内2艇が深くなった16/23/45の進入に。
 そして3号艇宇野弥生が10トップスタートを決めて捲りきり、4号艇吉田弘文の捲り差しを振り切った宇野弥生は今年2回目・大村初・通算4回目の優勝
 吉田弘文は5号艇馬袋義則の差しを2M行かせて捌き2着。

 この優勝は1999年2月鳴門四国地区選手権競走山川美由紀以来となる女子選手による男女混合グレードレース優勝の偉業で、年末当地で開催される第1回G1賞金女王決定戦出場に近づいただけでなく、来年3月に平和島で開催されるSG総理大臣杯の出場権も手にしました。


 かくして艇史に残る偉業を文月に達成した愛知90期4183宇野弥生は、競艇学校が本栖からやまとへ移転した事をきっかけに選手募集年齢の下限が引き下げられた最初の選手として同学年の大阪4184渡邊雄一郎と共に中学卒業後即やまと競艇学校へ入学。

 当時の史上最年少女子訓練生という事からフジテレビが入学当時から密着取材し、デビュー直後の2002年7月21日に日曜22時の「EZ!TV」内で「実録!240日史上最年少・16歳競艇少女の夢」と題して全国ネットでドキュメンタリーが放送された事から、デビュー時から大きな注目を集めました。

 ちなみに当時見てたEZ!TVは大まかに以下の内容でした。

 今まで普通の中学生として生活してきた彼女の選んだ道は、あまりにも現代っ子とはかけ離れた生活だった。
 訓練を続ける日々、つきまとう苦悩、この1年間の生活を通して彼女はどのように変わったのか。そしてプロとしての表彰台に立ち、初めて手にした賞金の重みとは…。
 宇野選手と仲間たちの「やまと競艇学校」での生活、卒業、そして今年5月のデビュー戦までの240日を追った。


 当時埼玉在住だった宇野弥生が父親の失業と教師の勧めによって選手を目指すようになり、厳しい訓練生活や減量苦を克服し、在学中に父親が再就職して実家の愛知に帰郷した事により愛知支部からデビューして手当を受け取るまでを密着したドキュメントは、同期の三重4178新田真弓(現井口真弓)がデビュー直前に膝の粉砕骨折で選手生命の危機に立たされデビュー目指しリハビリに励む姿も紹介されていて、10年経っても強く印象が残るドキュメンタリー番組でした。




唐津日刊スポーツ杯優勝戦

 枠なり3vs3の進入から1号艇沖島宏和が3号艇古結宏のつけまいをこらえきって押し切り、今年2回目・唐津初・通算19回目の優勝
 惜しくも捲り切れなかった古結は4号艇藤田浩人(佐賀)の差しを2M行かせて捌き2着。
 3着は今節選手代表の6号艇渡邊伸太郎が1M差して4番手の位置から3周1Mの小回りで藤田浩に並んで同体に持ち込み、最後同体でゴールから写真判定で逆転3着。