本日最終日を迎えた大村競艇の真夏の王者決定戦ですが、10R選抜戦動画)で非常に珍しい事故が。
 レースは枠なり3vs3の進入から5号艇平池仁志だけが大きくスタート遅れて残る5艇はスリットほぼ横一線。その中から1号艇後藤浩が1M先マイして先頭も、スリット写真撮影機材の不調により公正なレースが出来ないということでレース中止に。機材トラブルによるレース中止不成立は大時計故障で不成立になった昨年11月の住之江テレビ大阪杯争奪大阪スーパーレース優勝戦以来ですが、この時の5号艇は今回の1号艇後藤浩でした。

 今回の大村で不幸中の幸いは写真判定機材の故障が直って以降のレースを開催できた事で、無事発走となった優勝戦は126/345の進入からダッシュ勢のスタートが優勢で、10スタートから伸びた3号艇吉永泰弘が22スタートから先マイの1号艇峰竜太を捲り差しで捕らえ、2M先行した吉永は2006年9月津JLC杯争奪戦競走以来となる4度目の優勝で今年度の真夏の王者に決定。
 尚、4月のびわこ新鋭リーグ第4戦G3新鋭戦以来の実戦だった峰竜太は2着で、今月15日にblog「GAMBLER」を開設した4号艇向後龍一はブログ上で夏の新作プロペラに自信ありと書いてましたが、その通りの成績で節間6勝予選1位の活躍を見せて優勝戦も3着に入りました。

児島G3女子リーグ第6戦瀬戸の女王決定戦優勝戦

 加護亜依来場でも話題を呼んだ瀬戸の女王決定戦は先月2日のオール女子戦クラリスカップでも優勝した三浦永理が児島連覇リーチの1号艇。
 果たして三浦は枠なり3vs3のインから周りに惑わされない05スタートで、これはちょっと早い飛び出しだった4号艇淺田千亜希の差しを振り切る堂々たるイン逃げで今年3回目・通算4回目の優勝を飾り瀬戸の女王襲名。
 スタート暴発した淺田千は+04のフライングに散って出場圏内だった尼崎SG全日本選手権もアウトになり、5号艇西村歩(大阪)も+02のフライング。この結果、差し流れて3番手だった2号艇濱村美鹿子が淺田千前退きで繰り上がり2着と、三浦とハマのワンツー。
 ちなみに財団法人日本モーターボート競走会がある笹川記念会館最寄り駅の泉岳寺駅から三浦方面では無く西馬込行きに乗ると2駅で五反田駅ですが、3号艇五反田忍(大阪)は1M外マイから2Mも握って3着と、1M差し遅れた江ノ電色の6号艇鎌倉涼(大阪)に先着。


 優勝戦も2人のF艇が出た今節は全体にFが多く、三浦が勝った初日7R香川素子(+05)に始まり、2日目11Rでは優勝候補筆頭の地元・銀河系の織姫田口節子(+03)がFに消えて当確だったダービーもアウト。
 更に続いて加護っち来場の3日目1Rでは135/624の5コースから捲って先頭の2号艇前田梓(+14)と4号艇・地元喜井つかさ(+12)の2人が派手なFに消え、4日目12Rでは123/564のカドから捲って先頭の5号艇松本晶恵(+02)がFに散り、捲り差しで続いた4号艇三浦は01で生き残って繰り上がり1着。
 3つの準優勝戦があった5日目もF禍に見舞われ、10R準優勝戦では126/3/45の進入から3号艇茶谷桜(+02)と4号艇・地元若狭奈美子(+01)と5号艇平高奈菜(+08)のダッシュ3艇F。
 準優多重Fは1号艇三浦が02スタートから逃げ切った最終の12R準優勝戦でも起こってしまい、162/345の進入から6号艇池田紫乃(+03)と2号艇森脇まどか(+07)の2人がF。
 結果、予選4日間で5人の準優で5人、優勝戦で2人の計12人がフライングに散り、女子戦としては1996年以降のワースト記録になってしまいました。


唐津一般競走優勝戦

 124/563の並びから1号艇山一鉄也と4号艇向所浩二が共に04トップタイスタートで、逃げる山一と差す向所でマッチレース。
 2Mは内の向所が先行も山一が差し返し、2周1Mを先行。しかし向所が差し返しに成功して2周2M内から先行し、山一を振り切って3周1Mを先行したセンタープール大将向所は今年3回目・通算23回目の優勝

【明日から江戸川アサヒビールカップ

 優勝賞金150万円で、G1戦以外では江戸川競艇最高賞金レースのアサヒビールカップが明日から8月4日まで開催。今シリーズの有力所と目される6人が集まる初日メイン江戸川選抜は以下の6選手です。

1:東本勝利 2:中岡正彦 3:原義昭 4:繁野谷圭介 5:幸田智裕 6:永田啓二

 誰が勝利のカーブを描ききるか。モーター的には原義の52号機がG1江戸川大賞東京中日スポーツ杯で連続Vを飾っており要注目。