北東の向かい風が最大11m、波高最大13cmにもかかわらず普通に3周戦だった福岡競艇のSG笹川賞3日目。私事ですが、福岡競艇場は今年に入ってから23場中最も購入額が少なく、回収率も昨日時点で26%とぶっちぎりの苦手場です。
 そんな水面ですからもちろんイン受難で、インコースの1着は3本。一方、助走距離約180mと全国で最もダッシュ戦に不利な競艇場らしさが今日は全開で、5&6コースの2連対は0本と、2〜4コースに有利な1日でした。
 ここで本日インコースで勝った選手を紹介すると、3R1号艇の魚谷智之5R1号艇の平石和男11R1号艇の瓜生正義の3人。
 このうち瓜生以外の2人は1M先行による1着でしたが、瓜生は枠なり3vs3の進入から捲り差した3号艇今垣光太郎に差されるも2M差し返しての抜き行為でした。尚、11R4号艇金子良昭(+03)と同5号艇服部幸男(+01)の静岡コンビが共にフライングに散っています。

 そんな中、本日連勝で一気に予選2位まで上がったのは2006年6月江戸川東京中日スポーツ杯優勝の実績を持つ地元平田忠則
 4号艇で登場した1走目の1Rは枠なり3vs3の進入から捲って先頭の3号艇濱村美鹿子に対しカドからの捲り差しで迫り、2M内から一気に艇を伸ばしてアタック。接近してきたヒラチュウをバンビターンで包んでかわした濱村美鹿子でしたがターンがややバタつき、内のヒラチュウが単独先頭に上がって1着。
 3号艇で登場した2走目の8Rは枠なり3vs3の進入から捲った2号艇白水勝也を直外からの捲り差しで捕らえ2Mを先行して1着。尚、同レース5号艇の松井繁は3番手航走も2周1Mを回りきったところでバランスを崩して責任外転覆(動画)。「体は大丈夫。」とのコメントを残してます。

 さて、初日は1Rヤングスター対決!!、2日目は11R笹川賞歴代覇者対決!!12R76期・85期対決!!という企画レースがありましたが、本日はサブタイトルこそ無かったものの2Rが実質企画レースで、2004年当地SG総理大臣杯優勝等の実績を持つ2000勝レーサーの4号艇今村豊にSG水神祭を狙う5人が挑む一戦。
 1542/36の3コースから03スタート踏み込んだ今村豊は果敢に捲りを打ち、02トップスタートから捲り差しの2号艇永井聖美が舳先を掛けようと迫ってきますが、今村豊はながいまさみをふりほどいて2Mを先行し1着
 ちなみにこの企画レース1回乗りだった今村豊(2001年G1江戸川大賞優勝者)は今節唯一のオール2連対で得点率1位になりました。