本日は3つのG3と多摩川W優勝戦を始め6場7つの優勝戦と、新年度最初の優勝戦ラッシュ。先ずはG3の3つを先に紹介します。

戸田G3企業杯アクアマリンカップ優勝戦

 人と人をうるおす三国コカ・コーラボトリング株式会社(桶川市)の系列企業で三国エリアにアクアマリンブランドを展開する三国フーズ(桶川市)の企業杯は三国勢から唯一準優に進出した川村正輝12R準優勝戦5号艇6着に敗れて三国勢全滅。

 かくして埼玉と岡山が2人ずつ、残りが山口と三重になった優勝戦は「さくら色に包まれました競走水面、満開の桜を飲み干すシリーズ6強が登場して参りました。G3アクアマリンカップ12R優勝戦の開始です。(動画」と二宮淳一アナの実況で、枠なり3vs3の進入から予選1位の4号艇村上純(岡山)が12トップスタートも、14スタートの2号艇黒崎竜也(三重)が3号艇飯島誠(埼玉)を張りながらの先捲りに。しかし18スタートの1号艇金子順一(山口)が黒崎を蹴散らして1Mを先行。順一は2003年9月福岡一般競走以来の優勝目指して逃げ込み図りますが、この展開を突いた純が順一を差しきり、純は通算18回目の優勝
 2番手の順一に対し、純に差し続いた今節選手代表の5号艇山崎義明前埼玉支部長と黒崎を差した飯島誠が迫り、2M差し流れた順一に桶川市民の前埼玉支部長が突っ込むも届かず、前埼玉支部長を差した飯島誠が単独3番手に上がり、2周1M内から順一に合わせに行きますがここは順一が包みきって2番手変わらず。今度は2周1M差した前支部長が2周2M順一に押っつけますが、ここは行かせて捌いた順一が2番手死守。3周1Mでは2周2M2番差しの飯島誠が内から艇を伸ばすも順一が行かせて捌き、最後の3周2M。ここ外全速戦で挑んだ飯島誠に対し内の順一が飛ばしにかかり、その隙に前支部長の差しが順一に並びますが、タイム差無しながら辛くも順一が粘りきり、埼玉コンビの追撃を退け中国地区のジュンジュンワンツー完成。

 さて、山崎義明前埼玉支部長と書きましたが、新年度から67期3503堂原洋史新埼玉支部長が誕生しました。

G3唐津モーターボート大賞トライアル競走優勝戦

 ホームページリニューアル初節のG3戦は上位3人にG1唐津モーターボート大賞(6月4日〜9日)出場権が与えられる一戦。
 内枠2艇は1号艇井川大作と2号艇大橋純一郎(86期本栖チャンプ)のコンビが強力に陣取りましたが、枠なり4vs2の進入から06スタートの純一郎が16度目の正直での初V実現と強力足を意識し過ぎたか、05トップスタートも伸び劣った大作に強捲りを仕掛けてしまい、艇を伸ばして抵抗勢力と化した大作が純一郎を飛ばして両者共倒れになり、大作と純一郎のラインはもろくも崩壊。
 この展開を突いて差した3号艇中村裕将が中村ゆうしょう目指し快走しますが、6号艇土屋智則の捲り差しが中村の内側に入り込んで中村を差しきり、内から伸び返す4号艇竹上真司を包みきって2Mを先行した土屋弟が今年も通算も3回目の優勝でG1出場権獲得。
 後続は2M竹上を差しきった中村が2着で、残る1つの枠は1M捲り差しで中村の外にいた5号艇徳増秀樹が2M竹上を差しきって3着。

下関G3企業杯女子リーグ戦競走第1戦ジュエルセブンカップ優勝戦

 来年の女子王座開催地で初戦を迎えた女子リーグ第1戦は宝石店ジュエルセブンのタイトル戦。フライング2本持ちながら初日ドリーム戦で01タッチスタートからの逃げを決める等、3日目11Rで季節の選手茶谷桜の逃げ切りを許して2着になった以外は全て1着の横西奏恵がもちろん優勝戦1号艇。
 そして最後も枠なり3vs3のインからF2を感じさせぬ16トップスタートの速攻で2号艇五反田忍のつけまいをブロックして1Mを先行し、3号艇池田浩美の差しも振りきり、今年4回目・通算35回目の優勝と副賞のダイヤモンドネックレスを準完全Vで獲得。尚、このレースを最後に60日の休みに入る横ちんですが、最終勝率はなんと8.05。勝率8点台は女子選手史上初の快挙だそうです。
 2着には池田浩が入りましたが、弟の土屋智則同様優出6号艇だった土屋千明は差し届かずで舟券争いに絡めずの5着に終わってしまいました。

 さて、横ちんの地元鳴門競艇場では14日からG1競艇名人戦が始まりますが、3日目の16日には鳴門で新田芳美とのWトークショー、5日目の18日にはボートピア横浜まで足を伸ばしてのトークショーがあります。ちなみに京急金沢文庫駅、略してカナブンからBP横浜へは京急普通車に乗って日ノ出町駅で降り、そこから徒歩約20分です。

多摩川ダブル優勝tvkカップ最終日

 アナログ42chデジタル3chのtvk。新年度といえば番組改編ですが、tvkの人気番組saku sakuも新年度からリニューアル。メインMCが中村優しょうから三原勇希になります。それに先立ち、先週今週と過去MCが復活する企画があり、先週は2代目MC木村カエラが帰ってきて今週は初代MCあかぎあいが復帰。横浜夢劇場、三原勇希の幕が開くのは来週月曜からになります。

 と、tvkの話をしたところで本題の是政夢劇場。W優勝戦1つ目の11R優勝戦(男子)は枠なり3vs3の進入から1号艇鳥飼眞が10トップスタートの速攻で押し切り今年2回目・通算29回目にして多摩川初優勝
 後続は差し順走の2号艇山崎昭生香川支部長が3号艇國崎良春の捲りと4号艇新井敏司の2番差しをおさえて2番手航走。そして2M内押っつけてきた新井名人位を包みつつ國崎の全速戦も受け止めきる若々しい旋回で2着を取り切り、名人戦が良い春になると思えそうな好走。

 W優勝戦2つ目の12R優勝戦(女子)は枠なり3vs3の進入から「あか」い「3」号艇道上千夏が他を圧倒する05トップスタートをイケイケGoGoと踏み込み、そのまま捲りきって改姓後の初優勝。池千夏時代も入れると2007年12月下関JLC杯ダブル優勝戦(女子)以来となる通算11回目にして多摩川初優勝。
 後続は道上と1号艇日高逸子の間を割った2号艇濱村美鹿子(東京)が2番手につけ、差し伸びて来た5号艇・実家のすずらんラーメンがJLC番組「麺食い倶楽部〜ラーメン・水面・僕しらけ〜ん」の舞台になった岩崎芳美を2Mお先にどうぞと行かせて捌き2着。

西スポ杯争奪芦屋カップ優勝戦

 福岡102期4504の3号艇前田将太がデビュー初優出決めた一戦は14/2/653の進入から20スタートの2号艇打越晶が捲りに行くも、これを受け止めきった1号艇吉岡政浩が1Mを先行。しかし、この展開を突いた4号艇池上正浩の差しが届き、まさひろ対決を制した池上は2006年8月鳴門一般競走以来となる通算43回目・芦屋2回目の優勝
 後続は2番手の吉岡に対し2番差しの6号艇新美進司が2Mを先行。ここの新美は空振りに終わって吉岡が差しきりますが、吉岡の旋回も艇が浮いてしまい、1M捲り差し不発で最後方ながら2M小回りで浮上した5号艇若女井正と2M差した打越も浮上。HSでは吉岡やや優位も4艇接戦になり、2周1Mは内から2番目のワカメちゃんが流れながらも先行。吉岡はワカメちゃんと打越の間を狙いますが打越に張られてしまい後退。そして一番外の新美が3艇まとめて差しきり一気に2番手争いの主導権を握り、2周2M切り返してきた打越を行かせて捌き混戦の2着争いを制しました。

若松アヤメカップ優勝戦

 若松競艇新年度最初のしょうぶアヤメカップは3日目5R5号艇2着以外は全て1着だった中澤和志の独壇場で、もちろん優勝戦1号艇。そして最後も枠なり3vs3のインから堂々押し切り、今年2回目・若松3回目・通算21回目の優勝を準完全Vで飾りました。
 後続は捲り差した5号艇石野貴之が2番手も、差し伸びてきた6号艇寺本重宣が2Mうまく小回りしたのに対し、全速包んだ石野はやや流れて形勢逆転。しかし2周1M中澤の引き波を踏んだ寺本の艇が浮いたところを石野が鋭く差しきり、再逆転に成功した石野が2着しょうぶに競り勝ちました。

 ここで明るいお知らせ。昨日の1Rで4号艇古澤光紀(福岡103期4522)が123/654の6コースから2号艇堂原洋史新埼玉支部長が捲った展開に乗っかって4艇を叩くスピード感ある捲り差しを決め、小回り残した1号艇鶴本崇文(98期やまとチャンプ)を従えてのデビュー初1着(動画)。
 勝率4.75優出1回の好成績で話題の同期4524深谷知博を抑えての103期やまとチャンプながら初出走から61走を要し、勝率も2.66とやや期待を裏切った感じだったここまでの古澤でしたが、ようやく待望の水神祭となりました。初勝利をきっかけに、次は深谷に追いつき追い越せですね。