初優勝目指すA組と優勝経験有りのB組、2つの優勝戦が行われる4日間シリーズ大村夢の初優勝W決定戦マンスリーKYOTEI杯。オール女子のB組に白一点で出場していた廣中良一は昨日の準優10Rに6号艇6コースで登場も、外マイ不発で6着敗退。ちなみに3周2M突進で5号艇徳増宏美を抜いて3着入線の1号艇橋谷田佳織(逆ハッシービームで19トップスタート)は不良航法で賞典除外となり徳増が優出してます。
 ということでB組優勝戦はオール女子戦となり、1号艇イン倉田郁美が4号艇4カド中里優子の捲り差しを振りきって優勝。2007前期適用勝率10.00の倉田は1994年7月の桐生以来約13年ぶり2度目の優勝で、今年は既に江戸川一般競走尼崎競艇ダービー杯の男女混合戦で優出するなど、今回を入れて4回の優出を数える好調でまさに機が熟した感じの優勝であります。

 初優勝目指すA組初優勝決定戦は香川67期山下和彦が1号艇。1996年1月尼崎以来約11年半ぶり3度目の優出で悲願実現に大きく近づきました。ちなみに広島70期山下和彦は39回の優勝を経験しています。
 しかし、機力RE雨宮級の3号艇雨宮昌一(優出メンバー中唯一来期A2)が一気の4カド捲りで山下和彦(香川)を潰しにかかり、これに山下和彦(香川)が抵抗して両者共倒れ。そしてこの展開がどんぴしゃになったのが雨宮の直外5コースにいた飛脚カラーの4号艇佐川正道(優出メンバー中唯一現A2)。捲り差しのハンドルを入れた佐川はそのまま突き抜け、あとは春日部佐川エクスプレスと化して独走。
 かくして16度目の優出で遂に悲願の初優勝を実現した68期3533佐川正道。同期には前出の3518倉田郁美を始め、SGウィナーの3534野澤大二等がいます。ちなみに自分にとって一番印象に残った佐川正道のレースは2005年正月の戸田埼玉選手権初日6R橘菊太郎初春公演浅草大勝館出演記念。インの飯島昌弘を飛脚色の佐川が5コースから捲った一戦です。
 後続は大外から差した6号艇沖本健二(今回で56優出目)が2番手も、2M振り込み転覆(動画)。1M張られて最後方も、2M外全速戦で難を逃れた雨宮が2着に入ってます。

平和島レディースカップ最終日

 blogの女王まきたんこと長嶋万記の今節最後のレースになった10R選抜戦。1号艇新田芳美がインから羽ばたいて1着になりましたが、チョーさんは2コース順走から2Mフルターンのギザ捲りで2着を取り切り最後を締めたとお伝えしておきます。

 優勝戦は前走地三国みなづき第2戦(オール女子戦)で史上最多77優出目での初優勝を果たした勢いに乗った今節選手代表渡辺千草総長が1号艇。「既にその話術は正子のおつげの後継者となっております。口も回りますがプロペラも回ります。(動画」と、選手紹介後の初優勝セレモニーで歌を披露しプロペラも好調な千草がイン先マイ態勢からくるっと回って先頭。外を張っての2コースつけまいに出た2号艇金田幸子が追いかける展開に。そして2周1Mカナダを締めて先マイもターンが膨らんだ千草に対し、優勝0回とは思えぬ冷静なカナダドライターンで小さく回ったカナダが大型映像前ぐぐっと伸びてラップに持ち込み、2周2M先マイのカナダが逆転成功。艇界の日劇ウェスタンカーニバル平尾崇典でお馴染み岡山支部の86期生カナダがギャグを封印して愛の白昼夢に悲願の初優勝でございます。

 ちなみに平目も出場する戸田SGグランドチャンピオン決定戦が明日から始まりますが、グラチャンパンフレットAquatic Expressには埼玉のSGウィナー滝沢芳行を妻として後から前からサポートする3155花澤葉子元選手のインタビューが掲載されています。

唐津西日本スポーツ杯優勝戦

 電気設備故障の為2日目8R以降打ち切りとなるアクシデントもあった今節はさよならエンジンと石川香奈恵アナに銘打たれた現モーター撤収のシリーズは石川哲秀も4号艇で優出(5コース戦で間割れず4着)しました。
 さて、1号艇は笠戸湾の海賊吉村正明でしたが2コースに入った5号艇鎌田義が32と凹む泥壁ぶりをやらかしたのが痛く、まちゃあき海賊団長はイン先制も2号艇3コース村田修次と3号艇4カド佐々木和伸の捲り差しを貰って3番手と万事休す。優勝は先に捲り差したムラッシュでした。ムラッシュは通算24回目にして唐津初優勝。唐津のムラッシュといえば昨年2月のJLC杯で(111111F11)というすさまじいけど悲しい成績を残したのが強烈な印象ですね。
 優勝ならなかったまちゃあき海賊団長ですが、3周1Mの外全速戦で佐々木を捕らえ併走に持ち込み、3周2Mの外全速戦で遂に佐々木を逆転。平和島SG全日本選手権を狙える勝率を持つまちゃあき海賊団長が7点レーサーらしい勢いを見せた2着争いでした。