濱野谷とヒロタカマンが今年も激突! 持病のメニエール病と戦い続ける今村豊が身体検査不合格(尿管結石)の為欠場となり51名での開催となった平和島SG総理大臣杯が明日から開催。今村豊は欠場となりましたが、悲しい出来事による精神的ショックで出場が不安だった中澤和志は無事出場となりました。心配してましたが一安心です。心に背負った重い十字架は簡単には消えないでしょうが、心機一転の中澤兄さんを暖かく見守りたいですね。
 そして今回はSGですから今年最初のK-BATTLEも開催されます。今回のルールはこちらを参照です。

 節間のイベントですが、今回の平和島競艇場は5日目に小野次郎中野次郎の中小トークショー、もとい今村豊が出ない分まで俺は頑張ると気合いが入る?武豊と中野次郎のトークショーがあるのを始め、初日には黒須田守BOATBoy編集長と安田大サーカスクロちゃんの一人二役?イベントがあります。ちなみにキューピー安田政彦は初日1R6Rの2回乗りです。
BOATBoy編集長もいる?キューピー安田大サーカス

 更には日曜の3日目に定岡正二宮本和知の元読売コンビが予想トークショーを行い、4日目には後述の芦屋G3企業杯アサヒビールカップ優出2着の福来剛ら東京支部選手とファンによります「東京支部!チーム対抗ゲーム大会」、最終日にはチルトサンド阿波勝哉優木まおみのトークショーがあります。

 ということで5日目にやってくる武豊ですが、昨日発行のスポーツニッポンセンター面において「獲得賞金総額68億トリオビッグトーク」と題し、武豊・王者松井繁・元競輪トップスター吉岡稔真と見開き2ページに渡る三者対談記事が掲載されてました。その記事における王者のコメントをいくつか紹介。

賞金王決定戦のレース前に有馬記念を見て”一緒に勝てたらいいな”と思った。
KEIRINグランプリは家で正座して見た。業界トップの人が辞める時はどういう決心をするのか、自分ともダブらせ、思いを巡らせて自然に。
辞めても夢に出てきそうなのは去年の全日本選手権優勝戦かな。1号艇なのにスタート遅れて。選手やってて一番ショックでした。
SG3優勝を公言しちゃったけど、現実的にはできるだけエンジンが出てない時期を短くするのが1年間の目標です。

 そんな王者は初日ドリーム戦2号艇で出場。コメントの方は「まあまあで雰囲気は良さそう。他との比較はわかりませんけど、いままでの平和島に比べると相当いい。ペラは2枚試した。スタート勘はまだわからないですね。」となっております。明日オープンするボートピア梅田(舟券だけでなくたこ焼きも売るよ)のファンにマ・イケテル王者の走りを見せられるでしょうか。

 ここで王者に関するちょっといい話。賞金王決定戦の賞金の一部50万円をハンセン病制圧競艇チャリティ基金に寄付(SG優勝賞金では3人目)したことで、前検抽選の前に表彰されました。ハンセン病及びそれに対する差別の撲滅及び反戦平和への願いが届く事を。

 最後に、モーター2連対率1位の15号機を手に入れたのは重野哲之。15号機は今年に入って報知杯で重野哲之が優出2着するなど好調。そしてその報知杯で15号機以上のパワーを見せ、あの36号機ばりの吹きっぷりを見せて優勝したミスター平和島野澤大二の41号機は炎で氷を溶かしてみせるヤングマン徳増秀樹が手に入れました!

江戸川優勝戦

 江戸川競艇今シリーズ4日間の短期決戦を勝ち抜きましたベスト6強の登場です。いよいよファイナル優勝戦が始まりました。江戸川8度目の優出で当地初優勝を目指す1号艇泉具巳がイン10トップスタートから逃げて行きますが、初日江戸川選抜を制した2号艇川添英正が江戸川選抜同様の狙い澄ました2コース差しでともみちゃんを差しきり通算21回目の優勝。川添は2004年7月4日の内外タイムス杯以来久々の当地参戦ながらそれに続く当地連続優勝となりました。
 スロー3艇と比べてダッシュ3艇のスタートは劣勢で、3コース12スタートで間割れずも柳沢一が3着。1994年7月以来通算2度目の優勝を目指した6号艇倉田郁美は大外22スタートからの捲り届かず、4カド差しの垣内清美と併走の4番手も2M差しで単独4番手に上がり、以降は柳沢を追いかけ食らいつきましたが0.2秒差届かずの4着でした。

 ちなみにG1戸田グランプリと総理杯の合間を縫って開催された今シリーズはきよみ・いくみと女子選手の活躍(ともみは違うよ)が目立ちましたが、あの悲しい出来事がなければ今シリーズは佐々木裕美夫人が斡旋予定となっていました。

前検タイム1位、エンジンチョウマツ!】

 江戸川と同じく4日間の短期決戦、富士山が見えない曇り空で行われた多摩川夕刊フジ杯優勝戦は4カド09スタートの中西長松がチョウマツの伸びで一気の捲りを決めて1998年3月5日の蒲郡大賞典以来約9年ぶり3回目の優勝。2着には今節選手代表の内山文典が5コース二段捲りで入ってます。
 表彰式(動画の6分過ぎ)では「雨でも降るんじゃないですか」と冗談を飛ばしながらも久々の優勝に酔いしれると共に、9年前の優勝(5コース捲り差し)も鮮明に覚えている記憶力チョウマツな中西長松の姿がありました。

芦屋G3企業杯アサヒビールカップ優勝戦

 合言葉は平常心、そして時にスーパードライなプレーも見せる三国のスーパースター今垣光太郎が3号艇で優出した一戦は、平常心で00タッチスタートを放ったガキさんが内側2艇を叩き潰すスーパードライな捲りを決めてアサヒビールで勝利の祝杯をカンパ〜イと挙げる事に成功し、通算59回目にして芦屋初優勝。2着はカド受け5コースから差した6号艇福来剛(総理杯イベント出場予定)が入り、2連単3140円2連複3240円のちょい波乱。