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 銀河系軍団と言われる花の85期生としてデビュー。以降事故率に悩まされながらも福井支部次代のエース候補として活躍し、2002年に年間V5を達成して翌年の戸田SG総理大臣杯でSG初出場。しかしF2で事故パンだった当時、ほぼ6コースでベタ降りという屈辱を味わい、以降は事故率の足かせでB級になるなど苦渋をなめてきましたが、2004年11月3日佐々木裕美夫人との結婚に関する記事を書いて以降は直後の11月22日に若松かっぱ杯争奪戦競走優勝、挙式、A1復帰、凱君誕生、江戸川日刊スポーツ賞でF前退きながら結婚式後初優勝、地元GW開催三国湯の花賞優勝と順調な歩みで福井支部次期エースの座をほぼ確実なものにし、昨年9月の三国JLCカップ3日目5Rにおける5艇航走指示違反で三国斡旋拒否を受けるアクシデントはありましたが、今年は唐津G1全日本王者決定戦で記念初優出を果たし、いよいよ近い時期に今垣光太郎に替わる福井支部新エース襲名を予感させ、続く下関日本財団会長杯スマイルカップレースで今年の初優勝(通算14回目)を飾り表彰式(動画)では嫁の地元で勝てて喜んでいる感じとスマイルが動画越しにも伝わってきました。

 ということで福井支部の看板選手として堂々乗り込んだ今節住之江G1太閤賞では予選得点率5位で通過を果たして昨日の準優11Rでは3コースから果敢に握って2着を争い、握った2Mあわや消波装置に激突しそうになる程に流れたのが響いて3着でした。たらればは禁物ですが、ここで2着に入ってれば今日の2.26事件は起きなかったのかもと悔やむことしきり。

 そして運命の3R5号艇。インから逃げた1号艇濱村芳宏、5コースから捲り差した4号艇福島勇樹に大外差しで続き3番手を航走。このまま145体勢で決まるかと思われましたが2周1Mで4番手にいた6号艇2コース山田豊に突っ込まれて転覆。不幸だったのは転覆したところへ3号艇中澤和志が避けきれずに巻き添え転覆したこと。転覆したところにもってきて轢かれたせいか意識不明の重体となり、すぐ大阪市立総合医療センターに運ばれましたが脳幹裂傷と頭蓋骨骨折による頭部外傷等で既に心肺停止状態。集中治療が行われたものの残念ながらレースから約1時間後の12時54分に死去11R特別選抜A戦は悲しい5艇立てとなってしまいました。
 天国で「来るな、まだ早い」と言ってそうな4029中島康孝選手に続く同期2人目の不幸となってしまった85期4048坂谷真史選手のご冥福をお祈りします。また、徳山G1企業杯JAL女子王座決定戦に出場予定でした裕美夫人は悲しい家事都合の為に前検で急遽帰郷しました。
 ちなみに生涯最後となった394回目の1着は4日目9Rで、5コースから捲り差しの坂谷選手は4カド捲りの同期丸岡正典と併走。2Mを先マイした坂谷選手に対しマルちゃんは差しで応戦。そして2日後に運命の地となる2周1Mでマルちゃんを差しきって同期対決を制したのでした。このレースはボートピア習志野観戦してたので感慨深いですね。

 坂谷選手は太閤賞の後、4日から江戸川関東競艇専門紙記者クラブ杯に出場予定でして前検の3日は女子王座場外発売日と絶好の入り待ち日和でしたが、かなわなくなってしまいました…。他にも新地雅洋作間章等が出場予定でしたので、はじめての入り待ちをしようかなと考えていた矢先の出来事でした…。もし凱君(NADESHIKO三国編に登場)が大きくなって父の無念を晴らすべく選手を目指したら競艇学校からずっと応援していきたいですね。


 ここから通常モードで行きます。7Rで1号艇山田豊がイン09トップスタートを決めて1着。事故のショックと動揺を心の内にしまって踏ん張った激走でした。そして2着は2コース順走の85期4044湯川浩司が悲しみに耐えて入りました。

 大阪勢が内枠3つを独占した優勝戦。堂々1号艇仁王立ちの王者松井繁が15トップスタートの堂々たる王者の逃げで得意のイン戦大成功。住之江21回目、SGV6を含む記念39回目、通算76回目の優勝は太閤賞V3の栄冠となりました。そして王者の涙目がうっすら浮かんだ表彰式では「競艇選手は命をかけて一生懸命走ってます。」との謹言があり、追悼の気持ちと坂谷選手亡き後も危険を恐れぬ走りで競艇界を支え続ける気持ちに裏付けされた発言は大いに感動を与えました。
 2着は2コース順走の大阪次期エース最有力候補石野貴之、3番手は4カド捲りの岩崎正哉が航走も魔の2周1Mで2番手浮上狙っての全速旋回が裏目に出て、6号艇池田浩二の差しが入り池田が逆転3着となりました。

江戸川2日目

 第9Rが始まりました。昨日の江戸川選抜を制した水上浩充福井支部長はここ4号艇1回乗り。4カド差しの水上は差し伸びて2コース差しの大古場貴と併走し内の利で水上福井支部長が2Mを先制。大古場が差し返してHSも併走が続きますが、2周1Mを全速で回った水上福井支部長が大古場を捲りきって1着
水上の格闘技KYOTEIを体現するアグレッシブな2周1Mの捲りで明日の予選最終日を前に優出圏内の得点率4位タイ8.00につけましたが、水上福井支部長はこのレースを最後に本人辞退の為急遽帰郷。支部長として坂谷選手の訃報にいてもたってもいられなかった気持ちが察せられます。

 ところで、水上福井支部長と江戸川の縁で自分が思い出すのが2005年9月の日刊スポーツ賞。優勝戦1号艇の水上支部長はイン逃げで先頭に立ちますが+03のフライング。4カド差しで2番手の坂谷選手が繰り上がりで結婚式後初優勝となったのでした。

G1浜名湖ダイヤモンドカップ優勝戦進之助・亜季結婚記念レース

 安芸の国からやってきた1号艇辻栄蔵がインから押し切りSGV2を含む記念7回目、通算34回目の優勝。2コース順走の今村豊が2着で、地元渡邉英児が3コース捲り差し間割れずも3着。

 尚、浜名湖DC最終日の売上は9億8365万100円。メッカ住之江の太閤賞(最終日売上12億7106万8400円)と完全並行開催だったことを考えたら健闘といえるのではないのでしょうか。

宮島JLC杯優勝戦

 格の違いで順当に1号艇となった山崎智也が華麗なインモンキーで逃げ切り、通算55回目にして宮島初優勝。2コース順走の山本光雄が2M捌いて2着に入ってます。そしてW山崎のもう一方山崎哲司は1Mで智様にブロックされたのが響き、4着に終わりました。

福岡JLC杯優勝戦

 4号艇新地雅洋が4カド捲りを敢行し決まったかと思わせたところで転覆。転覆艇に乗り上げた林恵祐はエンスト失格となり、新地には妨害失格が適用されました。
 そんなこんなで一度は新地に捲られるも持ち直した1号艇深川真二が逃げ切り福岡4回目・通算39回目の優勝。2コース小回りの小菅文隆が2着で佐賀県民のワンツーです。
 それにしても、宮島のJLC杯は71期3622の智様で福岡のJLC杯は71期3623の深川と、同期連番永遠のライバルはやっぱり深い縁でつながってますね。

多摩川日刊ゲンダイ杯優勝戦

 内寄り2艇が38&40と凹んだ展開にも恵まれた白水勝也が3コース捲りで多摩川初・通算20回目の優勝。白水に捲られ後方5番手になった1号艇イン中村亮太ですが、2M差しで一気に3艇を抜いての2番手浮上に成功。そして2周1M全速戦で2着を取り切りました。2コース40スタートも残した金子龍介は2番手でしたが、2Mで中村亮太に差されて3着です。

津フェニックス賞最終日

 福井支部の室田泰史が1号艇になった優勝戦は、その室田がイン06トップスタートで押し切り坂谷選手に捧げる通算21回目の優勝。常に死と隣り合わせの水上の格闘技ですが、アグレッシブな走りの末に事故っても不死鳥フェニックスのご加護でみなさんご無事であることを祈ります。
 後続は2号艇日高逸子が5コースから捲り差しに行く地元東本勝利を張っての2コース順走で2番手も、2Mで目高さんを差した東本が急接近。そして2周1M全速戦の東本が目高さんを捲りきって逆転。しかし2周2M目高さんの差しハンドルが入って再逆転。目高さんが年の功で2着争いに勝利しました。

 尚、2Rを最後に埼玉支部のイン基地細田昌弘が引退。3号艇の細田はここもインに入って節間オールインを達成し、5カド平山智加と4コース橋爪由紀が張り合い、張られた平山が落水するアクシデントがある中、細田は深インをものともせず軽快に逃げ切り最後のレースを1着で飾り水神祭の祝福を受けました。通算優勝回数は0回ですが、イン基地として大いに存在をアピールした埼玉支部の個性派レーサーでした。無事に引退できたのが何よりですね。