まぁイケてる王者松井繁 海王奪取!!を掛け声に始まった若松SGオーシャンカップ、その含蓄ある言動で常に注目を集める王者松井繁は今節の前に「ボクがいないとSGは始まらへん」とのお言葉を残しましたが、そのお言葉通り有言実行の走りで予選を通過し、抽選でさよならのオーシャン・頂上決戦優勝戦1号艇を手に入れた王者はトップタイの14スタートを決め、5カド37ドカ遅れスタートから切り返しで最内に入り込んで王者につっかけてきた稀代の勝負師・王者キラーの西島義則を始め、他を全く寄せ付けないイン戦で2001年浜名湖SG笹川賞以来となる5年ぶり5度目のSG優勝。これぞ王者の行進や!
王者優勝を祈ってたこ焼き串を食べた甲斐があったもんや。
王者焼き串150円

 さて、王者が独走した後方は激しく、大外捲り差しの田村隆信と2コース順走キルトクール艇上瀧和則が競りますが、2Mではっきり明暗が。上瀧が群馬コンビのおっつけを包んでかわして2番手を守ったのに対し、一番外側にいた田村は上瀧におっつけられる形で圏外へ。そして田村に替わって上瀧と2番手を争ったのは2M最内を突いたペリカンさん。上瀧ややリードの展開でしたが、2周2Mの差しで上瀧に急接近したペリカンさんは3周1Mを先マイ。これで逆転、ヤッタ!
しかしそうはならず、ペリカンさんが出口でややバウンドしたのに対し、鋭く差した上瀧が機力の違いでぐいぐい伸びて2番手をキープ、2着に入ってナンテコッタイドンガバジョー。

 王者軍団内田和男アナ(6日間実況お疲れ様でした)司会の表彰式では内田アナが事前に王者フィーバーを煽ったこともあり、場内ボルテージ最高潮で王者を迎え入れました。
その表彰式では王者の金言がたっぷり堪能できました。「親の退職祝いに勝ちたかったです。」「子供に「がんばれパパ」と刺繍入りのタオルを貰ったのが最高に嬉しかったです。」と家族愛な一面を見せたかと思えば、「Time is money,時は金なり。時間を大切にがんばっていきます。」と座右の銘を披露したりと王者劇場に場内は大いに沸きました。
 そんなこんなで真夏の海の王者に輝いた王者松井繁ですが、ただいま大村スポニチ杯争奪真夏の王者決定戦開催中でして、その勝者と王者松井の頂上決戦が待たれるところです。でも王者は9月22日からの大村G1海の王者決定戦にいないのです(;_;)

 ちなみに自分が若松競艇場に着いたのは9Rパイナップル選抜戦発売中でしたが、レース終了後の野中和夫選手会長トークショーmixi仲間のかっちゃんさんとジャンピーさんに無事会う事ができました。多摩川G1ウェイキーカップでも2人に会いましたが九州の地でも会えたのは喜ばしいのです。
初代OC覇者モンスター野中会長プレス向け専用記念撮影、ファン向けは無し


【他4場の優勝戦】

 中日ファン竜鯱まくり差しさん観覧(表彰式で映ってます動画)レース多摩川東京中日スポーツ賞は埼玉の新鋭91期佐竹友樹が大外まくり差しで初優勝。同期同支部小川時光赤羽克也も早く続いて欲しいですね。
2着には2コース小回り差し崎野俊樹、3着にはイン戦も差された花田和明で、「」ワンツーでした。


 児島一般競走は3コースの飯山泰が10トップスタートを決めますが、イン20スタート鈴木茂正が抵抗の先マイ。これを受けて飯山は差しに切り替え、2コース一番差し宇土泰就に二番差しで続き、宇土に舳先を入れた飯山が2Mを先制して通算12回目の優勝


 宮島日本財団会長杯はイン12トップスタートの重野哲之が2コース平田忠則の28ドカ凹みで壁がない状態ながらもきっちり押し切り、今年6回目にして通算9回目の優勝。児島のしげしげはイン戦失敗4着でしたが、こちらのしげしげはきっちり決めましたね。
尚、2着には5コースから握った松本浩貴が入りました。


 尼崎一般競走は5号艇高橋勲(神奈川)が5R8Rに出場予定だった多羅尾達之(神奈川)と共に整備規定違反(試運転中に互いのプロペラを交換して乗艇した為)で欠場となり5艇立てであります。
 レースですが、今期最強のB2選手・勝率7.83の黒崎竜也がイン戦圧勝で通算5回目の優勝であります。
6号艇で大外ながら5艇立ての為5コースになった白井友晴が差しで2番手につけ、2コース握りマイから2M切り返しでおっつけてきた三好一を包んでかわして2着であります。そして三好は三着、以上でございます。